今日から下面色の塗装に入ります。
なので、先ずマスキングから・・・
で、この機体(XM607)の塗り分け、ちょっと変わっています。
大体、バルカンの塗装って、白塗装か迷彩塗装の2種類でバリエーションが無いと思っていましたが、いざ調べてみるといろいろ違うところが・・・
話を迷彩塗装の機体に限定すると・・・
イメージとしては、迷彩パターンもきっちり同じパターンで塗られている(ように見える)し、せいぜい下面色がグレーか白ぐらいの違いしか感じませんでしたが、意外と下面色のバリエーションが多いです。
具体的には、白塗装、グレー塗装、白/黒塗装、白/グレー塗装、上面色と同じグレー/グリーン迷彩など。
また、その塗り分けラインも個体差があるようで上面色が通常よりも下に周り込んでいるものもあるようです。
このXM607の場合、下面色は時期により白塗装→砂漠迷彩(上面は制空迷彩のまま!)→グレー塗装と変化してきたようで、ブラックバック作戦時のグレー塗装も通常のグレーよりも暗いダークシーグレーで塗装されていたようです。
で、特に変わっているのがその塗り分けライン。
通常、主翼前縁部の上下塗り分けは、インテーク部も含め上面色が少し下面に周り込んでいるのですが、この機体は逆に下面色が少し上面に周り込んでいます。
なので、マスキングも写真を参考に・・・
あと細かいところでは、機首先端が上面色だったり黒(下面色よりも更に暗いグレー?)だったり、垂直尾翼のレーダーフェアリングも黒かったり黄色味の強い乳白色(単に塗装が剥げてFRPがむき出しになっただけ?)などの変化も見られます。
で、今日はマスキングをした辺りを塗装したところで時間切れ。
プラ成形色に近い色なので、何処が塗ったところ画像では判り難いですね(~_~;)
以下は、拾い物画像の資料
http://cdn-www.airliners.net/aviation-photos/photos/1/1/5/1036511.jpg
http://www.fast-air.co.uk/Photography-The-Sarang-RAF-Waddington-080617.htm
比較的、上下の塗り分けが判りやすい画像。
前脚の下に台座のような物があるので、退役後の画像でしょうか?
上の画像には、垂直尾翼のエンブレムが塗りつぶされたまま。
下の画像は、時期が違うのか、ブラックバックの時に塗りつぶされたエンブレムが復活しています。
ちなみにパイロンは、どちらの画像でもブラックバックの時に使われた物ではなく、通常の物に戻されています。
唯一見つかられたブラックバック1帰投時の画像。
不鮮明な画像を拡大しているので荒れていますが、貴重な画像ですね。
で、この画像を見ても主脚カバーの影もあり、ECMポッドが左右どちらに装備されているのか判別がつかないです。
なんとなく右翼のパイロンの方が左翼に比べ太い物を吊るしているように見えるのですが・・・気のせい?(~_~;)